カーネル再構築の問題解決編

 紆余曲折があるものの、無事に環境が整いつつある。
 ロースペックでのKernel 2.6の動作実績がWeb上で探しても中々見つからなかったので、ある程度記録しておく。


マシン:東芝 Libretto60(Pentium100MHz、Memory32MB)
使用カーネル:Kernel 2.6.7

  • 妙に遅い

症状:
 GNOME等の起動が妙に遅い。uptime等で確認すると平均CPU使用率が10%程度しかない。
解決方法:
 カーネルオプションのAPMの項目でKernelがIdleの時はCPUをIdleにする……らしきオプションがあったので、それを切って再コンパイルしたら解決。(その他2,3のAPMのオプションを無効にしたが、あまり関係ないと思う。まあ、何でもかんでも組み込むもんじゃないですね:p)

  • メモリ不足

症状:
 プログラム実行中にOut of Memoryで落ちる。
 dmesgで確認するとversion 0 swap is no longer supported. Use mkswap -v1 などと記述されていて、swapがマウントされていない。
解決方法:
 スワップのフォーマットが若干変わっている模様。
 dmesgに書かれている通り、mkswap -v1 /dev/hda3といった風にスワップを作り直す。
 
 その場で直ぐに欲しいのであればswapon /dev/hda3とやっても確保できた。
 
 前回も同じエラーが発生して挫折していたが、同じように原因はここらへんにあったのね……。
 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20040603#p5