読み終わった

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774123595/kirikashatena-22/ref%3Dnosim/250-3120991-9506624
 
 アレゲ本の正体。感想としては……まあ普通。
 
 よくあるプログラマーの仕事の風景がノベル形式で紹介されてます。シナリオの流れとしては、入社、普段の会社の様子、仕事の依頼、ソフトウェアの作成工程、よくある顧客の仕様変更、修羅場、ソフトウェアの納品……という流れで綴られてます。
 
 まあ、うちのサークルの人間であれば身を以って体験するので当然知っているとは思うのですが、ソフトウェア製作は決してインテリジェントな仕事ではなく、ただの肉体労働だったりします。この本でもそれを強調したいのか、そういうシーンが良く出てきます。
 私はソフトウェアの納品のバイトやってるんで、こういう一コマは結構普通だったりするんですが、プログラマに憧れる中高生には結構ショッキングな内容かもしれない。
 
 わざわざアレゲなタイトルにする必要はないような気がするのですが、ライトノベル感覚で読めるような柔らかい本になっているので、一度読んでみても宜しいのではないでしょうか。まあ私が読んでも、今更知るような新しいことはなかったので、身内ネタを楽しむ感覚でしか読めなかったのですが(w
 
 本のあとがきにもありましたが、零細〜中堅ソフトハウスを舞台に書いたようです。うちの大学の就職進路は中堅〜大手ソフトメーカーやSI企業が多いので余り参考にならないかもしれません。
 
 どちらかといえば我々が読むより、発注元(つまり顧客)に読ませたい本です。(ぉ