ポターの美容室デビュー

 学会が終わって、ポターをメイド美容室に連れて行くという話をsasaにしたら、「あたしも行きたい」とのこと。そのためsasa、ポター、私という珍妙な組み合わせで秋葉原に行くことになりました。
 
 場所は大体の見当はついていたので、秋葉原に一番詳しいと思われる私が先導していたのですが、それらしき店が中々見つからない。本当に大丈夫かな?と思ってた矢先にやっとそれらしき店を見つけました。どうやら地図に書いてあった、曲がる目印となる店の名前を向こうが間違えていたようです。
 
 さて、早速店内に。中は普通の雑居ビルなので、sasaは「なんか妖しい感じだねー」とか言ってましたが、中に入ってみると美容室としては普通でした。早速ポターは予約していたことを店の人に告げる。もちろん全員メイド服です。時間は7時5分前ぐらいだったので、しばらく待機。店は平日ということもあって人はそんなに居ませんでした。というか我々と入れ違いに出て行った人が最後の客だったようで、店内には我々だけになりました。
 
 待っている間に飴玉をサービス。私とsasaも貰いました。で、本がおいてあったので、どんな本が置いてあるのかな?とsasaと物色していたのですが、ヘアスタイルが乗っているファッション系の雑誌がありました。さすが美容室。……と思いきや実は女性用。
 
 ……女の人は来るのかな?と疑問を感じつつも、男性用の本を探してみたらミリタリー系の本しかありませんでした。あとメイド制服図鑑とメイド喫茶カタログ。……流石だ。
 私が読んでも楽しそうな本はなかったので、sasaが読んでいたファッション雑誌を横から覗く形で見ていました。
 
 さて順番が来たので、ポターは店の奥に。私は、受付に行って写真は撮ってもいいですか?と聞いたのですが、残念ながら写真はNGとのこと。写真は向こうの用意してくれたチェキ(インスタントカメラ)で撮影するのみのようです。デジカメで撮れないのは残念ですが、まあ決まりなので守ることにします。
 
 その代わりですが、私とsasaも奥に入ってポターの隣で見学してても良いとのこと!マジですかwww、二人で喜び勇んで中に入っていきました。
 
 奥にはいると、ポターは既にスタンバイ済み。ふと鏡の前の机を見るとハリーポッターの写真(秘密の部屋)が置いてある。実は予約するときにコメントをかけるようになっていたので「はりーぽったーみたいにしてください」と全部ひらがなで書いて送ったのですが、店の人がちゃんと資料を用意してくれたみたいです。もちろん切ってくれたのは「ゆきさん」です。
 
 当初の予想では、髪を切ってくれる人は別にいて、それから髪を洗う人やその他のサービスをする人たちがメイドなのかな?とsasaと想像していたのですが、どうやら予約で指名する人は全員髪を切ることが出来るみたいです。メイド喫茶と違って、髪を切っている間はメイドさんと話すことができるので、それを楽しみに来る人が多くなるのではないかと思います。私の後に入ってきたお客さんは髪を洗ってもらいながらメイドさんと萌えトークしてました。
 
 ちなみにポターは初めての東京で、初めての秋葉原で、初めての美容室で、初めてのメイドさん、と初めて尽くしで借りてきた猫のようにおとなしかったです。メイドさんとのトークは私とsasaが殆ど楽しんじゃいましたw
 向こうの人にも言われましたが、「まるで保護者のようだ」と。私もそう思います。
 
 カットしてシャンプーして、最後にワックスとブローして、メガネをかけてみると……おお!ちゃんとそれっぽくなってる!まあ、元々似ていたとは思うのですが、これからは服とかをより意識すれば似ていくと思います。最後にワックスのつけ方や整え方を向こうから聞いて、外に出てきましたw
 
 写真は向こうの人にマジックペンで落書きを入れてもらってから貰いました。こういうのはsasaが大好きらしく、色々注文をつけてました。
 
 帰りにポターはワックスを買っていました。明日もつけてくるとのこと。
 
 ……が、その次の日に見たポターの髪は、つけるのに失敗して寝癖のように見えました……。しばらく特訓ですな。