Windows95/98系の49日についての話。

　今日はちょっとマニアックなトリビア。
　「Windows95/98」は49日間が限界稼働時間である、という話。聞いたことありますよね。聞いたことが無い人は帰ってください（ぉ
　
　これは、マルチメディアタイマーがDWORD型のため、32bitしか情報を保持することができないことに起因する。マルチメディアタイマーはWindowsが起動した時間を記録している。DWORD型はunsigned integerであるため、データの範囲は0〜4294967296までとなる。ちなみに単位はms。（1秒＝1000ms）
　一日は、60*60*24*1000=86400000msなので、

4294967296/86400000=49.7

　と、この通り49日目にマルチメディアタイマーが0にリセットされる。
　
　しかし、カウントが0にリセットされるだけなので、アプリケーションが誤作動する恐れがあるだけで、限界稼動時間である。というわけではない。現に我が家のWindows98機は半年近く動いていたこともある。