ドミニオン好きが高じて、ドミニオン箱を作ってしまった
2010年の年末ぐらいから、ドミニオンというゲームを始めたのですが、趣味が高じてDIYのド素人が専用の箱を自作するに至ったので、その経験を記録に残しておきます。なんとか2011年内に完成して良かった。
その1 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20111231
その2 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20120101
その3 http://d.hatena.ne.jp/Kirika/20120102
ドミニオンとは?
きっとこのタイトルで、このコンテンツを読んでくれる人はドミニオンの説明をあえてする必要がない人が多いのではないかと思うので、ゲームの細かい説明自体は他のサイトに任せます。ただ、ボードゲーム共通で当てはまるのですが、口頭で説明しても中々その面白さは伝わりません。もし遊んでみたいという方がおられれば、自分が紹介しますのでお声かけください。
Wikipdia - ドミニオン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3_%28%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%29
事の発端は、有名なボードゲーム販売店である「すごろくや」さんが、ドミニオン収納BOXを発売したことから始まりました。
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1987.html
ドミニオンというのはカードゲームなのですが、1シリーズ大体300~500枚程度のカードで構成されていて、シリーズを拡張していく度にカードが増えていくので、持ち運びも大変になり、収納ケースというのはドミニオンユーザにとって悩みの種でした。
大抵は、100円ショップにあるMDケースなどにシリーズごとに分けているようです。
一応「すごろくや」のグッズとして収納ボックスも販売しているのですが、1ケース600円程度する上に、結局運用するときはシリーズごとに分けて持ち運ばないといけないため、不便だと思い、あまり食指が動かず結局自作することにしました。(ちなみにドミニオンステージだけなら、ちょっと欲しい)
思い立ったが吉日で、自分にドミニオンを教えてくれた友人を巻き込み、計画開始。
企画
作るにあたってコンセプト決めから。
- 木製で内部は赤、バイオリンのケースのような仕上げ
- 自分が所持しているドミニオンカード(当時王国・陰謀・海辺・繁栄の4種類)が全て入る
- 更にこのあと拡張版がいくつか出ても持ち運びできること
- 取り出しやすいこと、カードを選ぶときにすぐに取り出せるように
- ついでに安く作れれば……。
先発のドミニオンケースから仕切り板などのアイデアを得て、それをとり込みました。
木材自体は安いので、二人分作れば材料費も安く浮くのではないかと思いましたが、最終的に材料費・加工費・かけた手間などを考えると、あまり安くはなかったです。量産でもすれば話は別でしょうが。まあ費用の話は最後にでも。
設計
次に箱の設計を始めるのですが、箱の設計を始める前にカードの採寸をしました。
このデータが役に立つのかは分かりませんが、続く人は使ってください。
いずれもドミニオンパンツ装着時
カード幅・高さ 61mm x 92mm(パンツなし 59mm x 91mm)
王国カード合計幅 115mm
陰謀カード合計幅 120mm
海辺カード合計幅 115mm
繁栄カード合計幅 140mm
財宝カード合計幅 73mm(王国用と陰謀用で2つ分)その他
海辺トークン(財宝、抑留トークン)・繁栄トークン(財宝・勝利点トークン)
海辺用マット(海賊船・原住民の村)幅・高さ・奥行き(82mm x 120mm x 20mm)
繁栄用マット 幅・高さ・奥行き(80mm x 80mm x 11mm)
上記データを元に設計図を起こしました。
自分はソフトウェア屋さんなので、ソフトウェアの設計図面を書くのに使っていたMicrosoft Visioがあったので、それを使いました。元々Visioは3D CAD用に使われていたものを、無理やりソフトウェアなどの図面も引けるようにしたものらしいので、ソフトウェアの設計図を書くには微妙なことが多いのですが、こういった用途には素晴らしく便利でした。まあ、趣味で買うものではなかなか無いですが……。
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図面は要望があれば公開しますが、どんな箱を作るかを考える過程も楽しいですよ。
大体コンセプト決めから図面完成までが3日ぐらいでした。
分量が多いので、何日かに分けて書くことにします。