クラブ会

 何やらショーゴのところで議題になっていたので、クラブ会の歴史について少し話してみようかと思う。少なくとも現行のサークル部員はクラブ会のあった時代のことを知らないだろうと思うので、クラブ会のことを良く分からないままに駆け足で話が進んでしまい、決議を取ってしまったので理解できなかった部分もあるのではないかと思う。
 
 そもそもクラブ会というものは私がサークルの代表をする前からあった団体で、大学からサークルへする話や、サークルから大学への意見を言う場でした。
 
 もっとも大学も非常に頭の固かった時代だったので、こちらの意見が通ることも滅多になく、主なクラブ会の活動としては書類の不備があるサークルなどに注意を促したり、活動的だったサークルに与える奨学金の推薦を大学にする程度でした。サークル同士の衝突も多くなく(多少はあった)、クラブ会の存在意義というものを感じることは殆どありませんでした。
 
 組合として、全サークルの意見を統合するとか、そういう名目で存在していた公式的には形の無い団体でしたが、クラブ会としての意見も言うほど強いわけでもなく、ただの中間管理的なことしか行わなかったので、サークル側としては無くても良い存在だと思っていたのかも知れません。しかし月に1回でも顔を会わせて話をすることは、横の繋がりを作るという意味でも重要であり、特に役員同士のサークルでは強い結束力があったと思っています。
 
 当時私が役員として参加していた時代では、私を含め、CGサークルの代表、学祭の実行委員(代表ではない)、それから今は亡きVR研究同好会の代表の4人が役員として運営していました。後のサークル代表は会議の場に出て、その月の連絡事項などを受け取るだけで、それ以上の大きな動きは有りませんでした。(まあ、それだけ平和な時代だったということですが。)
 
 ところで私達の役員時代が終わり、次の世代に引き継ごうというときに、クラブ会をもっと力のある団体にしようという話が役員の中から出ました。
 
 具体的には全サークルの会則を書き換え、何かのサークルに属することは同時にクラブ会に属するということであるということにし、顧問を立てて、正式な団体として活動を行うようにすること、その他詳細な活動規則が会則に盛り込まれていました。
 現在でこそ事務が行っていますが、新サークルの発足などもクラブ会が決定を行う機関だったのです。
 
 この発案は役員の中で行われ、草案を作成し、草案をクラブ会の本会議にて提案したところあっさりと承諾されました。特に現状と変わりが無いと判断されたのが一つの原因にあったのかもしれません。
 あっさりと決まった割には新代表の選出には時間がかかり、立候補により代表にはバスケットサークル、副代表には基礎スキーサークル、書記としてVR研究会、渉外にCGサークルという構成になりました。
 
 ところがその年に事件が起こりました。代表と副代表がクラブ会の運営に積極的でなかったために、良く定例会議とかをすっぽかしてしまうことが多かったのです。これによりクラブ会の存在意義というものを激しく問われ、結果的にクラブ会が消失することとなりました。会議がしなくても話が進んだのだから、クラブ会なんて無くてもよいのではないか?ということです。(この事件で私の中での体育会系サークルの株が大いに下がったことは言うまでも有りません。
 
 このクラブ会がゴタゴタした間に某イベントサークルが生まれたのは記憶に新しいですね。(今だから存在しているサークルですが、クラブ会が磐石だった時代ならば、例え事務が通してもクラブ会で否決されていただろうと考えています。女子ソフト(ryなんて今活動をしているのかも怪しい……)
 
 クラブ会がなくなってしまったことで、混沌とした時代になったように私は感じています。よく身内では「連絡系統がしっかりしていない……」という声を聞きますが、これはどこのサークルも感じていることだと思います。特に新歓イベントなどは春期休暇中の直後に行うこともあり、ゴタゴタするのは当然です。こういうことが起こらないためにも、全サークルが顔を突き合わせて相談する場は必要だと思います。新歓イベントの2回の失敗もありますし、クラブ会を復活させようという声が強くなっている今こそ、サークルとしては積極的に設立に協力すべきでしょう。
 
 余談。
 何やら過去のクラブ会設立メンバーの生き残りとして、私もクラブ会の設立に協力していくことになりそうです。もう引退の身分なので余りとやかく言うつもりは有りませんが、今後のサークル活動のことを考えて、微力ながら協力していきたいと思っています。
 
 余談2。
 ショーゴやAnixは面倒な役を押し付けられるのが嫌だから反対したみたいだけど、それだけ期待しているということですよ。私は。うまい言葉では表現できないが、ショーゴやAnixみたいな人間が居ないとサークル活動が盛り上がらんのです。
 
 ちなみに私が代表をやってたときはどうやって対処していたかというと、背負えない分は他の人に押し付ける。(ぉ
 
 だって、皆賛成したんだから嫌がるわけ無いよね?(w
 背負える分には自分で対処してました。